30代の安易な脱サラ→起業・フリーランスをオススメしないワケ

2011年に制作会社を退職(脱サラ)&個人事業主として独立し6年が過ぎ、28歳だった僕も34歳。

専業フリーランスとしてWeb制作などをやってます。ちなみに、独立直後に長男が生まれ、その2年後に次男爆誕。4人家族で生存中。

そんな自営業者な僕は実家も自営業

建築系の自営で父が代表者で職人、母が事務・経理、従業員のおっちゃんが1名(若い人が入っても親父が怒鳴り散らしてすぐやめる 笑)というスタイルで、事務所が家の真横にありました。

そういう環境で育った僕が自営業者になったのは必然なのかもしれませんが、しょうじき言って安易な独立や専業フリーランス化はぜんぜんオススメしてません。特に、30代以上の人で身近に自営業者がいない人(サラリーマン家庭の人)は特に独立に慎重になったほうがいいように思います。

サラリーマンの独立・専業フリーランス化は慎重に考えるべき理由

親も自営業で親戚もやたら自営業が多い我が家系。おかげで僕は『自営業とは生き方そのものだ!』なんていうことを言い出すくらいに自営業(フリーランス含む)が好きです。笑

基本的には「興味あるなら独立したらいいさ!」という考えの方が強いですし、20代だったら積極的にチャレンジすればいいんです。取り返しはつくから。

でも、30代以上の人から相談された場合は

「興味あるなら独立すればいい。
ただ、そこから先は本当に自己責任だから、痛い目を見ても『**さんが独立したら良いって言ったのに…』は通用しない。
その覚悟があるか熟考したほうがいい

と言ってます。

※なんでもかんでも自己責任!って言いたいわけじゃなく、独立という人生の進路に関してはすべて自己責任って意味

 

なぜよく考えるべきか、それにはいくつか理由があります。

 

サラリーマン(正社員雇用)は素晴らしいシステム

独立したいと言う人の中に、サラリーマン(雇われ)という働き方に否定的な人が結構います。社畜だなんだといいますよね。僕も5年フリーター、5年間サラリーマンだったので気持ちはすごくわかります。

でも、はっきり言えることは

「日本のサラリーマンシステムは素敵過ぎる」

ということ。

まず、法的に会社側が社員を解雇することは制限されてます。

使用者(雇用主)が労働者を自由に解雇することを制限する法的規則。労働契約法において、解雇は、客観的に合理的な理由がなく、社会通念上相当と認められない場合、使用者が権利を乱用したものとして無効とする、と規定している。

出典:https://kotobank.jp/

(自主退職に追い込むためパワハラ・モラハラ横行の温床になってる、という側面もありますが、そこは一旦置いといて…)

解雇しづらいということは、守ってもらってる状態多少サボったところでクビにはならないし、給料を確実にもらえるなんてすごいことなんです。

 

サラリーマンを飼い犬というのなら、自営業は野良犬と同じ

「サラリーマンは飼い犬みたいなもんだ!」と嫌う声をたまに聞きますが、一部のエリート(血統書付き)を除き自営業は野良犬と同じです。自分で餌、つまり金になる仕事を探さないといけないんです。

サボれば食いっぱぐれます。

野良犬に学ぶ自営業(個人事業主、フリーランス)の副業的稼ぎ方

独立したい!と思ったコトがある人なら 「自営業(個人事業主、フリーランス)は不安定な働き方だ」 という話を聞いたことがあると思います。 実際、僕自身も2011年に独立・開業して以来、肌で実感してます。個人事業主、フリーランスという働き方、生き方はすべてにおいて自分次第であることは疑う余地がありません。 でも、だからといって怖がってばかりで一歩を踏み出せないのはもったいない! 自営業(個人事業主、フリーランス)という働き方を少しでも安定させる方法 雇われる働き方(いわゆるサラリーマン)と比較したときに「不安定だから怖い」というのであれば、その不安定さを解消する方法を考えるべき。どうするべきかといえば、複数の収入源を作ること。 個人事業主、フリーランスが不安定と言われる理由として、固定給や安定した仕事があるわけではない、というのが大きな理由のひとつ。それに対し会社組織には仕事を取ってくる部署があり、売り物(サービス含む)を作る部署があり、そして会社という信用と看板がありますよね。 個人事業主やフリーランスは野良犬そのもの 会社組織やサラリーマンに比べ、個人事業主、フリーランスはすべて自分で管理する必要があるし、最初のうちは信用や看板は無いに等しいです。 もともと実績や人脈を持っている(血統書付き)という場合を除くと、いわば野良犬。野良犬というのは日々の食料を自分で見つけ出し生き抜かないといけない、不安定な生き方です。 野良犬というと聞こえが悪いかもしれないけど、そう悪いことばかりでもないんですよ。野良犬だからこそ、何かに縛られることなく自力で生きていくことが出来る。大雑把にいえば「自由」があります。何をするにも自由裁量だし、稼ぐも稼がないも自分次第。 そんな野良犬のような自営業(個人事業主、フリーランス)が生き抜くにはどうするべきか? 野良犬的に言えば【餌場】を複数持つこと。僕はそう考えてます。 複数の餌場=複数の収入源、副業 餌場という表現を下品だと感じるかもしれません。でもそんなことを下品だと感じる人は独立開業を目指さないほうがいいです。なぜなら、個人事業主、フリーランスで生き抜くには一般的な価値観で言う【下品さ】と向き合う必要があるからです。

 

フリーランスでうだつが上がらない人はサラリーマンに戻りにくくなる

フリーランスとして活躍し、実績を作った人がサラリーマンというか雇われる側に戻るときがあります。そういう場合はマネジメント役だったりリーダーだったりします。

問題なのは、フリーランスでうだつが上がらない人で、実家暮らししながら中途半端に数年やってる人。こういう人はスキル的にも何歩か遅れてる場合や、怠け癖がついてるのでサラリーマンに戻れなくなる場合が多いんです。

統計データは見当たらないんですが、実際に僕が知ってる身近なケースだと

 

  1. フリーランスとして独立→食えなくなる→実家暮らしでアルバイト生活
  2. フリーランスとして独立→食えなくなる→マルチ商法にハマり人を騙し始める
  3. 鬱になり引きこもり

 

この3パターンが10人以上いました。全員30過ぎ(中には40代も)の人ばかり。

読んで欲しい一冊

フリーランスの話ではないけど、リアリティあるのでオススメの一冊です。

 

キラキラどころがドロドロですよ

キラキラ起業女子、なんて言葉があります。フリーランスという言葉からあふれる

ハワイに滞在中です♪ビーチ飽きちゃったからプールサイドでのんびり中。
今日も1時間働くだけ!パソコン一台で世界を飛び回りながら毎月100万円稼いでま〜す♡

的な自由を謳歌する世界観。そういうのに憧れる人がいます。(過去に1名、マジで憧れて情報商材買ってる人に出会った)

世の中のそれ系は全部ウソですからね、騙されちゃダメですよ。というか、そんなもんを鵜呑みにするような人は独立しちゃいけません。

実際のフリーランスは金やら人間関係やら納期やら、とにかくドロドロしてますし泥臭い世界。スキルを磨かないとおいていかれるから勉強だって自分でしないといけません。会社のように黙ってても仕事がある、なんてことはないんです。

怠けていると資金ショートの憂き目に合い、クレジットカードのキャッシングを限度額まで使い切る羽目になります。(←4年前に経験…つらかった…)

 

キラキラしたいなら兼業フリーランス(または主婦フリーランス)が最強

泥臭い営業活動や地味で目立たないルーチンワーク、一人っきりで仕事をする寂しさ、そういうのが嫌だ!って人でフリーランスをしたいなら、だんぜん兼業がオススメ。

旦那さんが生活費をしっかり稼いでくれてるなら、主婦フリーランスなんて最高だと思いますよ。

金の心配だってしなくていいし、ブログかなんかでそれっぽいキラキラしたこと書きながら、副業的に月に1万円ポッケにナイナイするくらいだったら楽勝です。

もちろん、兼業でも超真剣にやってる人はいますし、そういう人は苦労も伴います。でも、キラキラ&チヤホヤだけが目的なら、かる〜い兼業フリーランスが最強です。

 

まとめ

フリーランスになりたい理由をしっかり考えるべきです。

もしアンチサラリーマン思想キラキラ教に憧れてるだけならご用心。肩書や雇用形態なんかよりも、「やりたいことがなんなのか?」をしっかり考えるべきです。

最初にも書きましたが、独立したあとは全てが自己責任です。なんせ野良犬ですからね。餌が腐ってても自分が悪いし、失敗したって誰のせいにもできません。

 

でも、独立して自己責任で生きるのって楽しいんですよ

それでも、やりたこと・達成したことのためには独立が必要なんだって方は独立・起業するべき。なぜなら、フリーランスや起業家という生き方の中でしか味わえないこと、見えない景色は確実にあるからです。

僕は半ば勢いで独立したため、失敗やアホな選択を重ねながら今に至ります。親が自営業だったので覚悟はしてましたが、なかなか大変。

それでもやっぱり自営業という生き方が好きなので、これからも切磋琢磨しながら進んでいきます。

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