

「まんがでわかる7つの習慣」など、漫画で分かりやすく解説してくれてるビジネス書ってよく見かけますよね。僕も実際読んでみてことがあるんですが、たしかに読みやすいです。(内容がはしょられて薄味だったり恋愛的な要素があって苦手なのもありますが…)
元となるビジネス書がかなり分厚かったり難しくて眠くなるものが多いから、漫画にしてかいつまんで教えてくれて助かります。
そこで今回は、マンガで読めるビジネス書の名著5作品を独断でご紹介。特に、自営業やフリーランスなど、1人で選択と決断を繰り返すような人たちにオススメな本を選んでいました。
読み飛ばせるもくじ
【マンガで読めるビジネス名著(1)】まんがで変わる 仕事は楽しいかね?
多数のご要望に応え、まんが版刊行!デザイナーを夢見ながらカフェでアルバイトを続ける奈津。
漠然とした不安と焦りのなかで、気がつけば32歳。
不思議な老人マックスとの出会いをきっかけに、
今いる場所でできることを試し始めることで、新たな夢へとつながっていく――
僕が制作会社に勤務するサラリーマンデザイナーだった時代、仕事内容ややりがいに疑問と不満を感じてたんです。そんなときに何気なく手にとって感銘をうけたのがこの本の原著。
この表紙、ご存知のかたもいるんじゃないですかね?
人生への焦りとかいろんな不安が渦巻いてた27歳くらいだった僕にとって、この本は独立のきっかけとなった一冊。
漫画版は女性が主役ということで、原著とはイメージが違うんですが、全体を通してポジティブな空気感がいい感じでしたよ。
【マンガで読めるビジネス名著(2)】まんがでわかる7つの習慣
自分を変え、人生を変えたいと願うすべての人に。
7つの習慣の原著はとにかく分厚いんですよね〜。僕も持ってて読みましたが、かなり時間がかかりました。
7つの習慣ってその7つを知ったらそれで終わり、ってものではなく、そのエッセンスを脳内にしっかり染み込ませないと意味ないんです。
そういう意味では、分厚くて敷居が高い原著で挫折するより、この漫画でエッセンス(エキス)を味わってみて、ハマれば原著にチャレンジって流れが良いんじゃないでしょうか?
【マンガで読めるビジネス名著(3)】まんがで納得ナポレオン・ヒル 思考は現実化する
OLとして雑務をこなす日々に飽き足らず、科学者だった父が残した薬品を商品化すべく、起業を決意した内山麻由(27)。彼女はセミナーで知り合った謎の女性からサポートを得ながら、彼女と二人三脚でナポレオン・ヒルの成功哲学を実践し、さまざまな問題を乗り越えていく。
ヒル博士の<ゴールデンルール>に従い、仕事に、恋に全力疾走する彼女の、成功への物語。
7つの習慣を上回る分厚さの「思考は現実化する」もマンガで登場。原著の方を読むのはなかなか大変でしたが、すごくいい刺激を受けたのを覚えてます。
努力次第でどうにでもなる、みたいな精神論として受け取るかたもいるんですが、僕としては
「自分自身が考え思うことは現実にかなりの影響を与える。少なくとも思考の方向性と現実は同じベクトルを向く」
っていうふうに受け取ってます。
「ああ、絶対失敗するわ、俺失敗する。うまくいくわけない…」
→失敗に目が向いてる人
「不安だけど…大丈夫!今までやってきたことをしっかりやろう。きっとできるぞ」
→成功に目が向いてる人
という2人がいた場合、後者のほうが成功確率が高いよな、という感じ。漫画版だとそのあたりもふくめたエッセンスを楽しめますよ。
自営業やフリーランスの人はそういう思考の方向性ひとつで成果が大きくかわるので、ぜひ原著も読んで欲しい。
【マンガで読めるビジネス名著(4)】マンガでやさしくわかるアドラー心理学
その基本が、一気にわかります。
主人公には人気洋菓子チェーンに勤務する由香里、28歳。
エリアマネジャーに抜擢されたものの思うようにならない日々を過ごす彼女が、ひょんなことからアドラー先生の幽霊と出会って、その助言のもと成長していきます。
嫌われる勇気、がめちゃくちゃ売れましたよね。僕も読みましたが、自営業やフリーランスで生きていく人は読むべきですね。
あれは原著も対話形式で読みやすいのでオススメです。
漫画版ではよりわかりやすい内容になっています。
【マンガで読めるビジネス名著(5)】マンガで読み解く 道は開ける
邦訳300万部のベストセラーが、世界初の公認マンガ化としてついに登場。
原著『道は開ける 新装版』(創元社)に収載された全28の原則を、
日本版オリジナル・ストーリーに丹念に練り込んだ。
深い悩みに苦しむ老若男女さまざまな主人公が、自力で困難を克服していく姿を描いたマンガ全5話に、原著の読み方と要点解説をまじえ、やさしく学べる決定版。
この本の原著は僕にとって人生の転換点となった一冊。20代中頃のフリーター時代、すべてに不安で自信がなく、
「どうせ俺なんて…」
と腐ってるような時期に兄から勧められ読みました。それまでビジネス書なんて読んだこともなかった僕でしたが、この一冊で考え方がかわりアクションをおこし、制作会社に再就職できました。
とても意義深い本なので、人生の岐路にたってる人に、漫画版でもいいから読んでもらいたいです。
まとめ
レビュー欄をみると
「原著に比べて内容は薄い。弱い」
という意見が見受けられます。が、そんなもん当たり前やん!って思うんですよ。だって、漫画にしてる理由は原著の敷居をさげて分かりやすくするためですし。
牧場でしか味わえない濃厚で味の濃ゆ〜いチーズを食べたことある人が「100円のチーズは味が薄い!不味い!」って言ってるようなもんです。
原著を読み終わって消化してる人はわざわざ漫画版を読む必要はないですが、敷居が高くて読んだことない人や買ったけど挫折した人にはいいきっかけだと思います。