

自営業フリーランスまたは起業家として独立したいと考えている人は独立前にやることが色々とあります。そんな中でも確実にやっておくべきことはずばり
・年会費永年無料のクレジットカードを複数枚作っておく!!!
ことです。今回は独立・起業前にクレジットカードを複数作るべき理由と、年会費無料のオススメクレジットカードを2つご紹介します。
読み飛ばせるもくじ
独立・起業する前にクレジットカードを作るべきたったひとつの理由
実に大げさな見出しですね。笑
でもちゃんと理由があるんです。それは
「会社員のほうが圧倒的に審査に有利だから!!!!」
これだけです。おわり。
って、これで終わってしまうのもアレなので、詳しい話を書いてみます。
フリーランスになると社会的信用は【フリーター以上、正社員未満】と心得よ
日本語は難しいですが、以上、っていうのはその比較対象も含んでます。未満、という場合は含まれません。たとえば、
100円以上200円未満
というのは、100円〜199円までです。200円は含まれません。
その前提をふまえ、フリーランスという立場は
- フリーター以上=フリーターと同じっしょ?てかもしかして無職?
- 正社員未満=正社員と一緒とか思うなよコラ、わきまえろや
という扱いを受けます。特に金融系の審査の場合は如実です。

特に独立して最初の年とかはかなり信用が低いんですよね。
フリーランスの社会的信用が低い理由
最近世の中の論調として
「お金とは信用を形にしたものである。だからお金そのものに固執するより、信用を集めるべきだ。そうすれば結果的にお金も集まる」
というものがあります。キングコングの西野さんとかよく言ってますよね。僕もこの考え方に非常に共感しています。
▼西野さんも敬愛してる藤原さんの本は必読です
▼こちらも面白かったです
そのあたりをふまえ、なぜフリーランスの社会的信用が低いのか?それは、「お金を稼いでいる証明(保証)が出来ないから」です。
お金は信用を形にしたもの、というロジックを辿っていくと「お金を稼いでいる人=信用できる人」ということになってしまうんです、ビジネスの世界や金融の世界では特に。
なぜなら、個人の信用度合いを客観的に図る尺度が現時点ではお金(あるいは不動産などの資産)しかないから。
独立したばかりのフリーランスは収入を証明できない
正社員というのは会社に雇用されているわけで、収入の安定度が高いです。会社の信用度合い(社歴や収益状況)なども加味され、そこで働く個人の社会的信用も高いんです。
それに対し、自給自足のフリーランスには会社の看板なんてありません。稼ぎを唯一証明できるのは確定申告の書類のみ。独立初年度のフリーランスにはまだその書類がありません。そうなると社会的信用はかなり低い。
そして、社会的信用(金銭的保証)がない人間はクレジットカードの審査に落ちてしまいます。
つまり、フリーランスになってからだと圧倒的にクレジットカードが作りにくいんです。
※確定申告の書類があったとしても個人事業主は不安定なため、審査自体通りにくい
ちょっと待って…そもそもなんで独立するのに年会費無料のクレカが複数枚いるの?
「フリーランスがクレジットカードを作りにくいのはわかった…でもなんで複数枚作らないといけないんだ?」
なんて思う方もいるかもしれません。確かに、サラリーマンしている時に1枚くらいはクレジットカードを作ってたりしますし、何枚も作るのは面倒ですよね。でも、これにはちゃんとした理由があります。
クレジットカードはつなぎ資金調達の切り札!資金ショート対策なのです
クレジットカードにはたいていキャッシング機能がついてます。ようするに、クレジットカード会社から借金ができるわけです。
独立しようとする人は楽観的な人や自信家が多いので
「オレはうまく立ち回るし、貯金があるから大丈夫」
「事業プランは完璧。独立時に融資も受けるし、余裕っしょ」
なんて思ってる人が多いもんです。しかし、残念ながら結構な確率で金銭的なピンチが襲い掛かってきます。
起業家として会社組織を立ち上げた人は毎月の事務所家賃やスタッフへの給料、接待費や思いがけない出費などなど、出ていくものが多い。
独り身のフリーランスも同じで、日々の生活費や税金などなど、出ていくものが結構あります。
出費に加え、仕事がゲット出来なければどうにもなりません。そんなとき、クレジットカードのキャッシング機能を使って食いつなぐ、なんてことはわりと起こりえます。
【実話】売掛金が回収できないという悪夢…
仕事がゲット出来ずに借金、なんていうのは最悪なシナリオというか、バイトでもすればいいんですが、意外とよくあるのが売掛金の回収トラブル。
売掛金っていうのは、「納品完了後、翌月末に振込」みたいな契約で仕事を請け負い、入金待ち状態のお金。
たとえば、無事に納品も済まし来月末には80万円の入金があるぞ、ってなパターン。こういう時に、当月末のお金が足りない!なんてこともあります。そういう時にクレジットカードのキャッシングでさくっと20万円くらいを借り、翌月末に一括返済、なんてことも。
もっと最悪なのは、入金予定日になっても振り込まれないパターン。これは地獄です。80万円の入金をあてにしてる状態で先方から「ごめん、来月末にずらして」なんて言われます。というか僕は言われたことがあります。ブチ切れそうになりつつ、いくら交渉してもどうにもならないので、つなぎ資金としてクレジットカードで借金をしましたよ…。その後に返済はしましたが…。
売掛金の回収ができずに資金ショート、なんてのはよくある話です。
年会費無料のクレジットカードを作っておけば、いざという時に安心!
このような理由から、クレジットカードを複数枚作っておけば万が一って時に安心というわけです。
お金が足りない!っていうタイミングになってクレカ申し込みしても間に合いませんし、銀行融資なんて不可能です。そういうとき、クレカを持っていればつなぎ資金の調達ができる、というわけです。(金利など大して変わらないア*ムなどの窓口で借りる、という手もありますが、やはりフリーランスだと審査が面倒です)
ということで、基本的には使わずしまっておく切り札的カードなので、年会費無料がオススメ、というわけです。
なお、事業をいとなむ上での経費はクレジットカードで支払うことをオススメします。経費の管理や確定申告の時の処理がかなりカンタンになりますよ。
▼freeeなら経費をクレジットカード払いにしておくとかなり楽ちん
mac対応!freeeで世界一カンタンに確定申告/個人事業主・フリーランス向け5>
個人事業主(自営業・フリーランス)の皆さん、確定申告の時期ですね。準備進んでます? 僕は独立して数年Excelを使って記帳しそれを元に書類を作成し&と、何週間も準備に追われてうんざり&。でも今はクラウド会計freeeを活用し、半日ほどで青色確定申告書類を準備出来るようになりました。そんなクラウド会計フリーをご紹介!
オススメの年会費永年無料クレジットカード2つ

ここまでは年会費永年無料のクレジットカードを作るべき理由を語ってきましたが、最後に年会費無料で人気のクレジットカードをご紹介!
楽天カードは申し込んだその日のうちに審査完了の通知・・・
はやって思ってたけど
yahooカードは、申し込んだとたんの審査完了通知でした— 田中洋州 (@yousyhu) August 23, 2017
年会費永年無料のオススメクレカ その1 楽天カード
これは圧倒的にオススメですね。ユーザーも非常に多くポイントも溜まりやすいですよ。
僕自身、万が一のために作っておいたんですが、楽天ポイントも貯まるし(事業用ではなく)プライベート用としてガンガン使ってます。
年会費永年無料のオススメクレカ その2 ワイジェイカード(Yahoo JAPANカード)

まとめ
クレジットカードは本当に多種多様なものがあり、年会費を払うことで得られるメリットも多分にあります。しかし、独立起業するときの、転ばぬ先の杖という考え方で言えば、年会費永年無料のクレカを2〜3枚ゲットしておくのは悪くないのではないでしょうか?
実際、僕も2011年から個人事業主としてフリーランスをしてますが、何度か助けられました。注意点としては、キャッシングは結局借金ですし、金利面で見れば「悪い借金」に分類されます。なので、あくまで資金ショートを防ぐためのつなぎ資金として活用し、できるだけ一括返済をするようにしましょう。
独立を考えている人は年会費永年無料のクレジットカードを複数作っておくべきです。今回はその理由を書いてみます。