複業家はキャリアアップよりキャリアスライディング

仕事をしていく上で課題となること、それはキャリアップ。今よりも技術を身につけ成果を出し昇進したり、よりよい職場に転職したり。フリーランスであれば技術を磨くこと自体が生き残り続けるための必須事項ですよね。

そして、これからの時代は副業ならぬ複業、いわゆるパラレルワークという働き方についてもしっかり向き合うべきではないでしょうか?そんな複業家(複数の本業を持つ人)の場合は、キャリアアップとは少し違う視点があるらしい…。

 

パラレルワーカー:複業家にとってはキャリアアップよりもキャリアスライディング

キャリアスライディング、という表現をこの本で見かけました。

この書籍の中でフリーランサーの安藤美冬さんが提唱していたのがキャリアスライディング、というもの。ウェブ上でもキャリアスライディングについて語っていた対談があったので一部引用。

キャリアアップにおける「アップ」とは、山登りに例えると頂上を目指して勝負すること。一方、キャリアスライディングとは、別に山の頂上を目指しているわけではないんです。途中ですごい寄り道をしたりとか、こっち面白そうだなと思って、別の山に登ってみちゃうとか。
横にスライドすることを目的としているので、高度の高い低いは目指していないんです。そのほうが、今自分が興味があることとか、環境の変化によって、もっと柔軟に仕事自体を変えていく生き方に繋がっていくと思う。

出典:http://www.lancers.jp/magazine/20176

キャリアアップは登山で言うとひとつの山の頂上を目指すようなスタイル。それに対しキャリアスライディングはひとつの山にこだわったり高さにとらわれず、寄り道をしながら柔軟に生きていくスタイル。

 

フリーランスの生存戦略は勝つことよりも生き残ること

僕はフリーランス、いわゆる自営業者です。

フリーランスという立ち位置がすごく好きだし、誇りを持ってます。ただ、フリーランスとして今後も生き残っていく場合、会社員的思考(ひとつの山の頂上を目指すスタイル)ではダメなんですよね。

サラリーマンの場合、スキルを磨き結果を出し(時に社内政治を駆使し)、昇進・ステップアップ転職を目指す戦略は有りでしょう。社内での競争に勝ち抜くことでゲットできるものは公私共に多いと思います。(ただ、これからの時代もそれでいいかと言われると、かなり微妙だけど…)

でもフリーランスという職業というかスタイルは、すべての基準が自分次第。人事査定なんてもちろんありません。だからキャリアアップという考え方自体限界がきてしまいます。(競い合う相手がいないから、無理に敵を作ったりすることすらある)

そんな

「誰と戦ってるの?」

という状態ではただただ消耗する一方。どんどん心がすさみ、人の悪口ばかり言うようになる人すらいます。笑

フリーランスというスタイルの場合、誰かと比べた勝ち負けよりも、生き残り続けることが大切なんですよね。

 

フリーランスとして生き残るなら柔軟に変化する、スライムのような精神性で行こう

以前の記事でも書いたけど、結局はこれに行き着く。

『最も強い者が生き残るのではなく、
最も賢い者が生き延びるでもない。
唯一生き残るのは、変化できる者である』

−チャールズ・ダーウィン

フリーランスという、すべてにおいて自分基準・自己責任で生きていく場合、強いことや賢いことよりも、柔軟に変化できることが何より大切です。フリーランス歴は6年ですが、心底実感してます。

子供のオモチャのスライムのように、

ぐにゃぐにゃと状況に応じ形を変えながら、とにかく生き残ることがフリーランスにとって重要。そんなスタイルを目指す上で複業家:パラレルワーカーという働き方・生き方はこれからさらに重要性を増すように思ってます。

 

妙なプライドは捨てよう!

 

▼この本はフリーランス必見