書評:しれ〜っと副業で稼ぐ「カジュアル起業」が面白い!

副業は比較的カンタンに始められる印象をお持ちのかたも多いと思います。書店やコンビニに並ぶビジネス雑誌には

『サラリーマンでも月10万円!カンタン副業術』

みたいなタイトルが目につきますし、実際、数千円程度ならカンタン。

では起業と聞くとどうでしょうか?副業よりもずいぶんハードルが高いように感じますよね。人生かけるぜ!!的な。でも、世の中には副業的にはじめて起業してる人が結構いるんですよ。

 

【カジュアル起業 “好き”を究めて自分らしく稼ぐ】

こんな本に出会いました。

金持ちになりたい。社会に役立ちたい。有名になりたい。成功したい――。そんなステレオタイプなモチベーションは前面になく、別の仕事を持ちながら、無理せず軽やかにユニークなビジネスを展開しているニュータイプの起業家たちが現れている。それがカジュアル起業家。好きな場所をつくりたいから、好きを究めたいから、好きな仲間と過ごしたいから……。実にシンプルな承認欲求を実現するために、結果としてかる~く事業を起こした人たちだ。

人生をかけて起業だ〜〜〜!!!スタートアップで世界を目指すぞ〜〜〜!!!!なんてモチベーションとは違う。そうじゃなくて、しれ〜っと、本業の傍らに副業をスタートさせ、いつの間にかどっちが本業かわからないくらい稼いでたり、融合して新しい形態になってたり。そんな人達が出てくるインタビューベースの本。これがかなり面白かったんですよ。

 

お肉屋さんの中にギターショップ?!これぞ究極の複業かも。

本書の中でとてもおもしろかった起業スタイルがお肉屋さんの話。

栃木県で生まれたレコード大好きなギター少年。彼は精肉屋の息子。

そんな彼は10代のころ、ギターに熱中し、レコードもたくさん収集。でもいつの間にか楽器やレコードからは遠ざかり、気がつくとギターは包丁に変わり、精肉店を継ぐことに。

 

お肉屋さんがレコード貸し屋さん?

精肉屋の2代目になった彼だけど、旧友が

「昔集めてたレコード貸してよ!」

とお肉屋さんに訪れ、気がつくとレコード貸し屋さんのような状態に。笑

 

お肉屋さんの店内にギターが並ぶ

そんなタイミングで知人のギターショップ経営者から

「お肉屋さんの空きスペースでギターを委託販売でもしてみない?」

と、冗談半分で言われ「やる!」と即答。ちょうどお店を修理した関係でスペースがあったため、ギターの委託販売をスタート。お肉屋さんにレスポールやストラトが並ぶ。なんとも異彩を放つお店の誕生。

すでにレコード貸し屋さんと化していたお肉屋さんだったこともあり、ギターやベースが売れたそうです。もちろん、2代続くお肉屋さんだからお肉もしっかり売れてるという、なんともカオスな状態。笑

 

お使いで買物に来た少年にギターを教える肉屋

お肉屋さんにお使いに来た少年が

「僕もギターをはじめたい!」

と、お小遣いを貯めてギターを購入。そんな少年のために店主はギター教室を開催。さらに素晴らしいなぁと関心したのが、ただ売って終わりじゃなく、リペアやレッスンもしっかり面倒を見てくれるアフターサービス。ギターショップってどことなく敷居が高いけど、肉屋さんだから音楽的な敷居なんて皆無。笑

 

副業が複業に、のお手本のような話が満載の一冊

こんな具合に『好き』を副業としてスタートし、いつのまにやら複業化していった人達の話が満載でとてもおもしろい本。

もちろん、

「世の中そんなにあまくねーよ!」

という声もあるでしょう。でも、何もしないと始まらない。この本に出てくる人達はとにかくまず行動。世の中甘くないかもしれないけど、辛いことばかりでもない。行動すると何かしら得るものがあるもんです。

みんなが

「いやいや、できっこないよ。」

と諦めてるうちに小さくトライ&エラーを繰り返すだけで、数年で差がつく。だからこそ、やってみたいことがあればまず行動するべきです。いや、マジで行動力って大切です。

 

▼まずは「この本を読む」という行動もオススメ!